旅好きブロガーのカワジュン(@kawayoshijun)です。
2018年7月末〜8月末でギリシャ・アフリカを旅してきたのですが、事前に黄熱病ワクチンの摂取に行ってきました。
前回の記事「【黄熱病ワクチン】アフリカや南米へ旅行するなら予防接種が必須!」で解説したように、アフリカに渡航するにあたって黄熱病ワクチンの摂取は必須なんです。
注射が嫌いな僕でも絶対に打たなくてはならず、
悔しいので黄熱病の予防接種について体験レポートしたいと思います。
これからアフリカや南米に旅行しようとしている方は、黄熱病の予防接種などを受ける際の参考にしてくださいね。
目次
アフリカや南米に渡航の際は、入国時にイエローカードの提示が求められる
今回の旅ではギリシャ→エチオピア→ケニア→ウガンダ→ルワンダと回る予定でしたが、アフリカ4カ国における黄熱病やイエローカード提示義務の状況は以下の通り。
なお、ギリシャは不要。
【エチオピア、ケニア、ウガンダ】
- 1歳以上のすべての渡航者は黄熱予防接種証明書が必要
- 黄熱に感染する危険のある国。黄熱の予防接種が推奨地域
【ルワンダ】
- 黄熱に感染する危険のある国から来る、1歳以上の渡航者は黄熱予防接種証明書が必要
ということで、エチオピア以降はどこに行くにもイエローカードの提示が必須という状況でした。
注射が嫌いな僕ですが、仕方なく黄熱病の予防接種を受けることにしました。
【黄熱病の予防接種】打てたのは予約から1ヶ月後!
まずは予防接種の予約をしなければならないのですが、旅行にいくことを決めた時はすでに6/11。
ちなみに、旅行は7/21からで、エチオピアへの入国は7/28と、もう1ヶ月半くらいしかありません。
そもそも間に合うのか?という不安はありました。
で、まずはどこで予防接種ができるのかを調べました。
参考:「黄熱の予防接種を行っている検疫所」(厚生労働省検疫所FORTHのHP)
都内在住の僕だと、候補は次の3つ。
- 東京検疫所(テレコムセンター駅)
- 公益財団法人日本検疫衛生協会東京診療所(東京駅)
- 東京医科大学病院渡航者医療センター(新宿駅)
まずは自宅から一番近い東京医科大学病院渡航者医療センターに問い合わせをしました。
東京医科大学病院 渡航者医療センターは受診が2回必要
電話の応対をしてくれた女性はとても親切で柔らかく、丁寧に説明をしてくれました。
料金は約13,000円。
摂取前の事前受診が必要で、合計2回足を運ばなければならないとのこと。
つまり、黄熱ワクチン接種料金の他に、2回分の受診料がかかります。
また、夏に向けて混み合っているようで、この6/11の時点で、最短でも空いているのは7/13。
摂取10日後から有効なので、有効期間が始まるのは7/23となり、結構ギリギリです。
(旅行の出発には間に合いませんが、エチオピア入国前に期間開始となるので一応OK)
ちょっと検討させてもらうことにして一旦予約はせず。
近いとはいえ、2回足を運ぶのはちょっとめんどくさいし、時間とお金がかかるなと思ったんですよね。
日本検疫衛生協会 東京診療所は摂取日の1日だけでOK
で、次に問い合わせたのは公益財団法人日本検疫衛生協会東京診療所。
こちらの電話対応の女性はかなり事務的でした。
料金は12,300円。
(機関によってちょっと異なるようですね)
受診は予約する摂取日当日のみでOK。
こちらもやはり混み合っているようで、最短でも7/11と言われました。
ですが、こちらのほうが1回で済むし、なんにせよエチオピア入国までには間に合うので、そのまま予約をしました。
予約の際には、渡航先や現在の健康状態などについていくつか質問をされました。
ということで、予防接種の日にちは7/12の朝10:00に決定。
【黄熱病の予防接種】体験レポート!〜当日の流れ〜
予防接種当日の注意事項は?
予約の際に、予防接種にあたってなにか注意事項があるか聞きましたが、基本的には何もありませんでした。
ただし、当日に熱がある(37.5℃以上)と摂取できないとのこと。
当日ははじめに診察をし、ドクターのOKがでてから打つ流れになります。
なので、体調を崩さないよう健康管理をする必要があります。
予防接種当日の持ち物は?
予防接種の当日は持参しなければいけないものがあります。
- パスポート
- 予防接種料金(現金)
パスポートは絶対に忘れないようにしましょう。
また、クレジットカードは使えませんので、現金を財布に入れておきましょう。
日本検疫衛生協会 東京診療所へのアクセス
日本検疫衛生協会 東京診療所への行き方ですが、東京駅の八重洲北口を出てすぐ向かいの建物になるのでわかりやすいです。
【行き方】
①JR東京駅の八重洲北口を出ます。
②目の前の横断歩道を渡って右手のビルが八重洲口会館です。
③ビルの入口を入ります。
④エレベーターを使って3階で降りると、日本検疫衛生協会 東京診療所の入り口があります。
受付
建物の3階に降りて入り口を入るとすぐ待合室。
待合室の脇に受付があります。
そこで名前を伝えて受付番号と記入用紙、体温計を渡されます。
予約時間は10:00で、ちょうど10時頃に入りました。
番号は10番。
待合室に座って書類記入しながらと体温を計ります。
記入は終わりましたが、前の方々がつまっているのでしばらく待合室で待機。
見たところ、30~50代のサラリーマンが多いです。
出張などでしょうか。
でも、中には母娘(中学生)もいらっしゃいました。
こちらは旅行かお父さんの転勤でしょうか。
診察
10分ほど待ってやっと診察に呼ばれました。
案内されてパーテーションで仕切られた診察室に入ると、ずいぶんなおじいちゃん先生です。
で、ライトで喉を0.5秒見て、
「はい、よし!」
・・・まさに秒で終わりました(笑)
アレでなにを診ているのかわかりません(笑)
いよいよ注射!
診断が秒で終わり、そのままパーテーションの隣のスペースに案内されます。
利き手と反対側の二の腕部分に注射。
ちなみに、写真撮りたかったんですが、担当の看護師さん(若い男性)に半分キレ気味に断られてしまいました。。。
針はそこまで太いようには見えませんでした。
いや、もちろん痛いですよ。
とはいっても、普通の注射と変わらないですね。
刺している時間は数秒間。
健康診断での採血よりも時間は全然短くて、あっという間に感じました。
ただ、打った後も少し痛みが残りました。
採血などの注射ではそういうことはなかったので、黄熱ワクチン独特なのかもしれません。
看護師さんには「指先痺れませんか?」と聞かれました。
そういうことが多いのでしょうか。
僕はなんともありませんでした。
イエローカードをゲット
打った後は待合室に戻り、呼ばれるまで待ちます。
また10分ほど待つと名前を呼ばれたので受付へ。
いよいよイエローカードとご対面です。
おお、さすが「イエローカード」、黄色い!
※紙が黄色いから「イエローカード」、ではなく、黄熱病=「yellow fever」だからだと思いますが(笑)
そして、イエローカードの記載内容に間違いがないか確認をします。
これが間違っていると無効になってしまいますし、あとで間違いを訂正してもらうには4,000円の再発行手数料がかかるので、ここでしっかり確認をしておきましょう。
特に、名前(アルファベット)のスペルや誕生日などは注意が必要ですね。
記載内容に間違いないことを確認したら支払いになります。
12,300円を現金で支払います。
クレジットカードは使えません。
支払いが終わるとイエローカードを受け取ります。
これにて終了です。
でも、終了後は体調が悪くならないかの確認のため、接種後30分を目安として待合室で待機となります。
所要時間としては、10時ちょうどに入って10:45くらいに終了したので待機時間含め45分くらいですね。
ただ、予約時間によっては混雑してもう少し時間がかかるかもしれません。
接種後の注意事項ですが、激しい運動やアルコールの飲み過ぎだけ避けるようにとのことでした。
食事などの制限はありません。
お風呂も問題ありません。
はい、これでとりあえずアフリカに入ることができるようになりました。
まとめ:黄熱病の予防接種は、日にちに十分な余裕をとって予約を!
打つまでは、注射の針がめっちゃ太いんじゃないか、とか、打ったあと気分が悪くなったらどうしよう、とかドキドキしていましたが、終わってみればなんともなかったです。
健康診断での採血の方が僕はしんどいです(笑)
ただ注意してほしいのは、渡航日まで最短でも1ヶ月くらいは余裕を持って予約をした方がいいということ。
渡航までに間に合わないと、最悪の場合入国できない、ということになってしまいます。
ただし、その場合でも機関によっては調整してくれる可能性もありますので、まずは電話をして相談してみるといいでしょう。
確実にイエローカードをゲットして、安全な旅を楽しんでくださいね。
ちなみに、アフリカや南米への渡航にあたっては、他の予防接種も受けておくといいかもしれません。
ただ、黄熱以外は必須ではないので、渡航までの期間や予算と相談して各自判断をしてください。
(同時に打てるものや打てないもの、比較的高額なものもあります)
僕はA型肝炎と破傷風の予防接種は受けたかったんですが、まぁまぁ高額だったのと、渡航までの期間が微妙だったので断念しました。
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