この7日目(12月27日)の午前はカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院に行き、サン・パウ病院を出たのが13:45頃。
(⇒「スペイン旅行記 2017 ⑩ ~7日目(1):カタルーニャ音楽堂/サン・パウ病院編~」)
そのあとはグエル公園に向かいます。
グエル公園はこの旅行でサグラダ・ファミリアの次に楽しみにしていたスポットです。
本当はもっと早く行きたかったのですが、日程上ここまで引っぱってしまいました(笑)
グエル公園も事前予約をしたかったのですが、この日の午後に予定を組んだので、午前の観光が何時になるかわからず、事前予約なしで向かいました。
グエル公園
グエル公園は街の中心地から少し離れているので、基本的には地下鉄かバス、もしくはタクシーで行くことになります。
バスで行くのが割と定番のようですが、僕はサン・パウ病院からだったので、タクシーを拾って向かうことにしました。
サン・パウ病院前からグエル公園まで、タクシーでは10分位、料金は€7でした。
10分位タクシーで走り、正門前で降ろしてもらいます。
グエル公園は、もともとは実業家であるグエルがガウディに建設を依頼し、バルセロナを見下ろす丘の上に富裕層向けの住宅地として計画されたものでしたが、いろいろな事情で計画が途中で中止となり、グエルの死後、市に買い取られて公園となった場所です。
1984年に世界遺産として登録され、2005年に他の建築物とまとめて「ガウディの作品群」として拡大登録されました。
以前は敷地内全て無料だったようなのですが、観光客が増えてきたため、現在は一部のエリアが有料エリアとなり、入場人数が制限されています。
その有料エリアの入場チケットは現地でも購入できますが(€8)、事前予約のほうが安く買えますし(€7)、並ぶ必要がないので、あらかじめ予定がわかっているのであれば事前予約購入が絶対におすすめです。
なお、グエル公園にはスマホ用の公式アプリがあり、ダウンロードして所定の位置で再生するとオーディオガイドを聞くことができるようになっています。
オフラインで使用可能、日本語も対応しているので、グエル公園に行くなら必携のアプリです。
グエル公園の前に降りると、もう入り口からガウディっぽさ全開です。
とりあえずチケットを買わねば、ということで、正門の右手にあるチケット売り場に向かうと、予想通り長蛇の列が。
この時ちょうど14時くらい。
そして、案内板には「次回入場は15:00」と書いてあります。
早速並びましたが、チケット買うだけのはずなのになかなか進みません。
並んでいるうちに、案内板の時間も「15:30」に変わってしまいました。
「うう…、1時間半も先か…」
やはり事前購入の方がよかったなぁと考えながら並び続けること約20分。
やっと自分の番がきました。
チケットは発券機で購入するのですが、機械の前にスタッフがいて購入を手伝ってくれます。
1名分を購入し、有料エリアへは15:30からの入場です。
有料エリアの入口はチケット売り場の脇の道を進んだところにあり、時間になったら来るように、と言われます。
また、指定時間を30分過ぎてしまうと入場ができなくなるので注意です。
(僕の場合は15:30なので、16:00までに入場する必要があります)
かなり時間が空くので、無料エリアを散策することにしました。
ちなみに無料エリアはめっちゃ広いです。全部歩こうと思うと1時間以上かかります。
時間があればのんびり散歩を楽しむのもいいですね。
ただ、坂道が多いのでかなり疲れますけど。
僕はチケット売り場のある正面右側から反時計回りにぐるっと回りました。
先述のアプリには一応地図もあります。(ちょっと見づらいですが…)
そこまで見どころがあるわけではないのですが、公園は広々として気持ちいいですし、一番上の方まで登るとバルセロナの街を一望できます。
サグラダ・ファミリアや海の方まで見えるのでかなり見晴らしがいいです。
一番上まで登るのは結構疲れますが。
それで疲れてしまったのもあり、時間的なこともあってゴルゴダの丘は断念。
そのまま西側までぐるっと回って正門まで戻ってきたのが15:20頃。
ちょうどいい時間だったのでそのまま有料エリア入り口に向かいます。
結構時間はちゃんとチェックしているようで、15:30までしっかり待たされました(笑)
やっと有料エリアに入場すると、やはり一番の見所は入ってすぐにある「大階段」。
ここにあの有名なサンショウウオ(トカゲ?ドラゴン?)がいます。
もう、コレを自分の目で見たくて見たくて…(笑)
いやー、楽しみにしていたので感動しまくりです!
この独特のフォルムと、口が半開きの何とも言えないかわいさ(笑)
いやー、来れてよかった♪
それにしても、とにかく人が多いです(笑)
午前中の早い時間とかだともっと少ないと思うので、日程に余裕があれば早い時間がおすすめです。
もっと落ち着いて見学したり、写真を撮ったりできると思います。
そういえば、他ではあまり遭遇しなかった日本人観光客も、ここでは何組も見かけました。
さすがバルセロナ屈指の観光スポットですね。
大階段を上がると「市場」(多柱室)があります。
天井部には太陽や月のモチーフが施されており、ガウディの協力者ジュジョールによるものです。
そこからさらに上に登ると中央広場に出ます。
ここには有名な波形のベンチがあり、多くの観光客がここに座って写真を撮っています。
もちろん僕も撮りました(笑)
ここも見晴らしがよく、気持ちいいです。
広場の西側に回ると「洗濯女の回廊」があります。
ここも公園内の見どころの一つで、ガウディ建築らしいその独特な柱の形状もさることながら、柱のうち1本のところに洗濯をする女性の彫刻があります。
うっかりすると見落としそうなので、行った際には見落とさないように!!
他にも見どころがありますが、最後にもう一つ紹介したいのは入り口左側にある「コンセルジュ」と右側にある「門番の家」です。
「コンセルジュ」(管理小屋)は待合室として利用される予定でしたが、現在内部はギフトショップになっています。
門番の家は『ヘンゼルとグレーテル』に登場するお菓子の家をイメージしたと言われ、あの芸術家ダリが「タルト菓子のようだ」と評したとされています。
こちらも中に入ることができるのですが、入場に人数制限があり、僕が行ったときは列が絶えませんでした。
一通り見て回ったあと、せっかくだから内部も見てみたく並ぶことにしましたが、結局1時間並びました…。
が、中はそこまで面白みがなく、10分位で出てきました。
1時間並ぶ価値があったのかは疑問です…(^_^;)
(友人S君が行ったときは大して並ばずに入れたそうなので、並ばなければ入るのもいいと思います)
門番の家で1時間並んだこともあり、グエル公園を後にしたのはすでに17:30。あたりも暗くなり始めていました。
このあと、ピカソ美術館に行きたくて、でも時間が遅くなってしまっていたので悩みましたが、結局向かうことにしました。
ピカソは、ティッセン・ボルネミッサ美術館の特別展で彼の作品を見て以来気になっていたんです。
ただし、19時閉館なので、かなりリスキー。
とりあえずグエル公園からレセップス駅まで歩くことにしました。
街並を眺めながら15分くらい歩いたでしょうか。
途中お寿司屋さんなんかもありました。
でも相変わらずお腹の調子は悪いので我慢です(笑)
レセップス駅からは地下鉄L3に乗ってリセウ駅まで。
リセウ駅からは徒歩で10分くらいなので、早歩きで向かいました。
ピカソ美術館に行ったが…
ピカソ美術館は入り口みたいなのがたくさんあって少し迷いましたが、スタッフのお兄さんにチケット売り場を聞いてみることにしました。このときすでに18:15。
「チケット売り場はここだよ」と教えてくれながら、
「でももう閉館まで45分しかないから、あんまり見れないよ」と残念そうに言って、
「明日の18時(※16時だったかもしれません)以降なら無料で入れるよ。でも早い時間はもう埋まってて、19:30以降はまだ空いてるからネットで予約するといいと思うよ」
と親切に教えてくれました。
じっくり見るには1時間〜1時間半くらいはあったほうがいい、とのことでしたので、本日は諦めることにしました。
翌日は朝からジローナという街に行く予定で、夜の予定は未定だったので、翌日なら都合つけられそうだなと。
ということで、せっかくピカソ美術館の前まで来ましたが諦めて、ホテルに戻ることにしました。
すると、帰りがけにおしゃれそうなうどん屋さんを見つけました。
その名も「UDON|NOODLE BAR &RESTAURANT」。
お腹の不調から、本日もお昼抜きで観光していたため、この頃にはさすがに空腹感がすごく、「うどんなら食べられそうだな」と思って入ることにしました。
ちょっと時間が早かったため店内は他に1組しかお客さんはいません。
普通のうどんを注文。€9.95。
Wi-fiも使えるので、待っている間に翌日のピカソ美術館を予約。
10分ほど待ってうどんがきました。
思いの外、日本のうどんと違和感なく、これならお腹に優しそうだと安心。
スペインで食べるうどんはとても懐かしく、めっちゃ美味しかったです!
まともに食事したのも久しぶりでしたし(笑)
久々に食欲が満たされました。
チュロス&ホットチョコレート
満足した僕は、ホテルに戻るのも地下鉄の乗換は面倒だし、気分も良くて少し歩きたかったので、散歩がてらウルキナオナ駅まで歩くことにしました。
地図で見る限り、歩いても20分くらいで行けそうだったので。
そしてその途中にチュロス屋さんを見つけました。「Churreria」。
場所はカタルーニャ音楽堂のすぐそば。
実は旅行前の情報収集の中で、チュロスとホットチョコレートを注文し、そのチュロスをホットチョコレートにつけて食べる、というのがバルセロナで結構有名なようだったので記憶に残っていました。
このお店はまさにそのお店のようで、しかも地元客もたくさん来店していてとても賑わっています。
ここは「間違いない感じ」を醸し出してます。
すでに久々の食事でお腹は膨れていましたが、ここで食べないともう機会がなさそう!と思い、飛び込みました!
注文したのはチュロスとホットチョコレートのセット。
これで€3.3。
店頭で揚げていて、揚げたてを食べられるのでアツアツ。
正直いって2本くらいで十分でしたが、6本もついてきました(笑)
まずはそのまま食べてみます。
「揚げたてでうますぎる。。。」
揚げたての香ばしい香り、カリカリの外側で内側はしっとり弾力のある生地。
チュロス自体の甘さはそこまで強くないです。
周りに砂糖をまぶしてくれているので、砂糖がかかっていないところは割と甘さ控えめ。
そのままでも十分美味しいです。
次はホットチョコレートに浸して食べてみます。
これがまた美味い!!!
生地自体の甘さが控えめなのでちょうどいい!
甘いもの好きだし、観光で疲れているところにこの甘さはちょうどういいですね。
これは入ってみてよかった。大正解。
ちなみにこのお店、テイクアウトもできます。
さすがに6本は食べ切れなかったので、2本は持ち帰りに包んでもらいました。
近くに行った際にはぜひお立ち寄りを!!
超オススメです!!!
さて、お店を後にしたあとはウルキナオナ駅から地下鉄L1に乗り、ホテルのあるウルジェイ駅へ。
ホテルに戻ってしばらくするとS君が戻ってきました。
彼は本日もバル巡りを楽しんできたようです。
羨ましい。
チュロスの話をして、持ち帰った2本は結局S君にあげちゃいました。
美味しく食べてくれたのでなにより。
明日は朝からS君と完全に別行動。
僕は朝から、これまた楽しみにしていたジローナの街に行きます。
ジローナは僕の大好きな海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(⇒過去記事「『ゲーム・オブ・スローンズ』がAmazonプライムビデオで配信開始!」参照)のシーズン6のロケ地として使われた街で、バルセロナからは高速鉄道Renfeで1時間です。
そのロケ地巡りをしてきます♪
つづく
⇒「スペイン旅行記 2017 ⑫ ~8日目(1):ジローナ観光編~」
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