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「会社を辞めたい!」転職活動をする前に考えるべき5つのステップ

【アイキャッチ画像】転職活動の前の5つのステップ

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サラリーマン歴が18年あるアラフォーのブロガー/ライター、カワジュン(‎@kawayoshijun)です。

30代40代になると、一度くらいは転職を考えたことがあるのではないでしょうか。
あるいは、すでに複数回経験している方もそれなりにいると思います。

 

僕はこれまで4回転職をし、5社に勤務してきました。

正直に言うと、「成功した転職」と「失敗した転職」があります。
(「経験」という意味では、どちらもプラスになったと思っていますが)

 

その経験から、「今後転職活動をしようかな」と考えている方へのアドバイスをしたいと思います。

「全く考えたことないし、今後も転職しようと思わない」という方は今回の記事を読む必要がないのでスルーしても大丈夫です(笑)

 

どうか、むやみな転職はしないでくださいね。

後述しますが、転職することで生じるデメリットがいくつかあります。

あとで後悔しないためにも、以下の5つのステップで今の状況を見つめ直し、それでも「転職しかない」という答えになったときに初めて転職活動をしていきましょう。

 

1.転職するデメリットについて理解する

【イメージ画像】悩む男性

転職することで生じるデメリットがいくつかあります。

それは、

  • 経歴(履歴書)として残る
  • 収入低下の可能性
  • 新たな職場環境、業務内容
  • 新たな人間関係
  • 社会的地位(ケースによって)

です。

当然、今後転職活動する上で履歴書職務経歴書を記入する際に、勤続年数等が全て残ります。

ときには収入が上がるケースもありますが、未経験業種などの場合など、逆に下がってしまうケースもあります。

また、環境が変わることで当然働き方や業務の内容も変わりますし、新しい人間関係も構築していかなくてはなりません。

加えて、もし在職中に転職活動をするのではなく、一旦退職という形をとる場合には、会社員という肩書(社会的地位)を失うことになります。

 

だいぶ情勢が変わってきたとはいえ、まだまだ日本において終身雇用の文化が根付いていることは否定できません。
そのため、転職それ自体がネガティブに受け取られてしまうことが非常に多いです。

まずはこれらのデメリットをよく考えてみましょう。

いくら景気が回復してきているとはいえ、自分の希望通りの企業に入れるとは限りません。
なので、デメリットについてしっかり検討し、リスクを理解することが必要です。

 

2.転職理由を明確にする

【イメージ画像】明らかにする

転職を考えているということは、今の職場に何かしらのストレスを抱えているということですよね。

ストレスの例
  • 人間関係(社内・社外)
  • 組織、業界
  • 残業(ワークライフバランス)
  • 人事評価
  • 待遇(収入)
  • 環境(設備、通勤)

一番多いのは人間関係でしょう。

そのほか、会社組織や業界の将来性に不安を抱えていたり、残業量が以上に多かったり。

あるいは、人事評価に不満を抱えていたり、業務に対しての収入に対して不満があったり。

通勤時間が長い、などもあるかもしれませんね。

 

まずはどの点に一番ストレスを抱えているか、自分自身で振り返ってみてください
それが抽出できたら、他にもストレスを感じているものについても考えてみましょう。

なお、人によってストレスを感じる箇所は異なります
人間関係はいい、残業も少なく収入もいいが、通勤が毎日満員電車で片道2時間、という、通勤にストレスを抱えているケースもあるでしょう。

僕の場合、直接の転職理由ではありませんでしたが、付き合いの飲み会が多く、しかも毎回長時間だらだら飲み続けるというのも、ひとつのストレスでした。

 

3.ストレスと向き合う

【イメージ画像】なにかを見つめる男性

自分が何に対してストレスを感じるか、が明らかになりましたか?

次に、そのストレスを感じるものに対し、「それを回避、あるいは軽減することはできないか」を考えてみましょう

その方法は、自分の努力(工夫)によって、もしくは時間によって解決できる場合があります

 

例-1)残業量が多いことがストレスの場合
自分の業務の進め方で無駄な時間はないか、もっと生産性を上げる方法はないか、自分がやっている業務で他の人に任せることはないか、ということを検討してみる。

例-2)人間関係にストレスがある場合
ストレスを感じる相手に対し、自分の見方や考え方を変えることでストレスを軽減できないか、人事異動などで将来的にその相手と関わらなくなる可能性はないか、などについて考えてみる。

 

もしその解決方法があるのであれば、今のストレスは一時的なもので済みます。

もちろんそのストレスの強さにもよりますが、それが自分の努力や時間によって克服することができそうであれば、一度思いとどまってみるのもひとつだと思います。

また、ステップ1の「デメリットについて理解する」を振り返り、比較したときにどちらの方が自分の人生にとってリスクが大きいかについても再度考えてみましょう。

 

ただし、あまりにも過剰なストレスを抱えている場合は、すぐに退職するのも大切な決断です。

実は僕も以前、体調を崩して一時期休職し、結果として退職した、という経験があります。

職務経歴は大切ですが、健康はさらに大切です。
症状が重くなってしまった場合は復帰するまでに長い時間を必要としてしまい、すぐに転職したという職務経歴上の減点以上に、自分の人生においてのダメージが大きくなります。

失った時間は取り戻せません。
状況が悪化する前に、休職や退職、あるいは何かしらの対応をとりましょう。

 

4.次は何の仕事をしたいかを考える

【イメージ画像】考えるチンパンジー

ストレスと向き合いながら、あわせて考えてほしいことが「次にどんな仕事がしたいのか」です。

なにか挑戦したい特定の仕事があるのであれば結構です。
なければ、少なくとも「その業務自体に楽しさややりがいを見出せるか」というものを選んでください。

 

ここで注意してほしいのは、決して条件(特に収入面)だけで選ばないことです。

転職して収入が一時的に下がることは多いです。
でも、将来性が期待できる企業であって、自分が努力さえすれば、比較的短い期間で以前の給与水準を取り戻すことが可能です。

でも、業務内容(職種)を変えることは難しいです。
中途で入社する以上、企業はそのポジションでの活躍を期待してわけですから。

 

業務は1日の中で8時間と見積もっても、自分の生活の時間のうち1/3を費やします。
その時間を「お金のため」「生活のため」と働いていても、いずれ必ずまたストレスを抱えて転職につながってしまいますよ。

もし「自分がこういう仕事なら楽しんでできる」というものが見つかっていないのであれば、それは自己分析が足りていない証拠です。

その場合、一旦転職は思いとどまって、自己分析から始めるべきです。
そうでないと、デメリットの方が大きくなってしまいます。

自己分析には『ストレングスファインダー』がおすすめです。

 

 

5.出口戦略を考える

【イメージ画像】「EXIT」の標識

これまでのステップを通じて、

  • それでも自分の努力や時間によってもストレスの解決が困難
  • 転職のデメリットを考慮しても転職すべきだという結論に至った

ということなら、最後のステップは出口戦略を考えるです。

 

すぐに転職活動をしたい気持ちはわかりますが、このステップをしっかり踏まえないと、結果転職活動で非常に苦労することになります。

これは、「立つ鳥後を濁さず」で気持ちよく退職しよう、ということではありません。

もちろんそれも社会人として当然考えるものとして、ここでの意味は「どのようにここでのキャリアを終えるべきか」ということです。

 

中途採用の転職活動において、必ず聞かれるのが、「退職理由」と「以前の企業での実績」です。

退職理由については、採用する側にとって

採用担当者
うちの会社に来てもまた同じことになって退職してしまうんじゃない?

という心配をされないような理由にする必要があります。
馬鹿正直に「上司とウマが合わなくて」などと言っちゃダメですよ(笑)

いずれにせよ、退職理由は退職してからでも、どうにでもなります
企業が納得するストーリーを作れるかどうか、です。

それよりもここで重要なのは、「以前の企業での実績」です。
これは退職後ではどうにもなりません

 

中途採用の転職活動においては、

以前の企業では〇〇というスキルを身につけ、△△という結果を出しました!

と言えるようにする必要があります。

それがあれば面接において、

採用担当者
しっかりキャリアアップをしているんだな

という印象を持ってもらえますが、もしそれがないと、

採用担当者
以前の会社に3年もいたのに、なにもスキルアップできていないのか

と判断されてしまいます。

 

そのため、まだ在職しているうちにその実績作りをしましょう。

大きなものでなくてもいいですが、客観的に示すことのできる結果や数値、スキル、あるいは受けた評価などの棚卸をしてください。
あればそれを第三者に伝えられるよう情報を整理しておきましょう。

もしそれがないのであれば、時間はかかるかもしれませんが、何かしら目的意識を持って実績を作りましょう

例えば僕は、ある企業で2年目の途中で転職を検討しましたが、その企業では他社で活用できそうな新たなスキルを身につけることは難しいと判断し、明確な実績として「マネジメント経験」を得てから辞めようと決めました。

そして、3年目でマネージャーに昇進し、1年間マネージャーを務めました。

そうすることにより、面接でも

(名前)
仕事ぶりを評価していただき、マネージャーに昇進、1年間マネジメントに携わりました

と自信を持って伝えることができました。

 

なにかしら伝えられる実績がないまま退職をしてしまうと、面接でそれがマイナス評価となり、転職活動で足を引っ張ることになります。
それをよくよく考慮し、転職活動を始めるタイミングを検討してください。

 

まとめ

以上、5つのステップをご紹介しました。

おさらいすると、

ポイント
  1. 転職するデメリットについて理解する
  2. 転職理由を明確にする
  3. ストレスと向き合う
  4. 次は何の仕事をしたいかを考える
  5. 出口戦略を考える

以上の5つです。

 

冒頭で述べたように、僕は4回転職をしました。
一般的に見て転職回数が多い方だと思います。

お恥ずかしいことに、2回目の転職まではこれらを全く考えずに転職してしまいました。
その結果、「転職」としては失敗だったという企業もあります。(人生において、その転職が失敗だったとは思っていません。「転職」という一面を見た場合です)

4回も転職ができたのは、3回目以降、これらのステップを考えた上で転職活動をしてきたからだと思っています。

ですから、転職が頭に思い浮かんだ時に、この内容をふと思い出して考えてみてください。

 

最後に繰り返しますが、ストレス過多の状況であれば決して無理をしないでくださいね。

人生という舞台の主役はあなたです。
その主役が舞台に立てなくなってしまったら、その舞台はとてもつまらなくなってしまいますよ。

 





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