元英会話スクールカウンセラーのカワジュン(@kawayoshijun)です。
今回は、英会話スクールにおけるレッスン料金の支払い方法に関してお話します。
私が勤めていた英会話スクールはマンツーマン専門のスクールであったため、その料金も高額でした。
そのため、半分以上の方がローンを組んで料金の支払いをしていらっしゃいました。
グループレッスンのあるスクールではもう少し料金も抑えられるので、ローンを組まれる方の比率はもっと下がるかとは思いますが、それでもけっして安い金額ではないので、一定程度ローンを組まれる方はいるでしょう。
ということで、レッスン料金の支払い方法について、それぞれの特徴と分割払いの際の注意点について解説します。
目次
英会話スクールにおける一括払いと分割払い
英会話スクールのレッスン料金はそれなりに高額なので、一括払いのほか、分割払いも可能です。
経験上、一括払いで申し込みをされる方は3~4割くらいです。
一括払いの場合、貯蓄額に対して、捻出できる額かどうか、今後急な出費が必要にならないか、ということを考慮したうえで、英会話にかけられる予算を設定しましょう。
多くの方は分割払いで申し込みをされます。
また、その中でも1年以上、場合によっては3年でローンを組まれる方もいます。
分割払いの場合、一括払いの方以上にきちんと予算を設定しておく必要があります。
月々いくらまでだったら捻出できるか、という予算管理です。
分割払いの予算設定の場合は、一括払いよりもシビアに考える必要があります。
月々の生活費に直結するので、貯蓄が減る、ということよりも日々の生活に与えるインパクトが大きいからです。
もし、一括払いでは難しいけれどある程度まとまったお金は用意できる、ということであれば、頭金としてそれを支払い、残額を分割、とすることで、月々のローン返済額をだいぶ低く設定することができます。
手取り収入に対して家賃など含めた必要な支出額を把握し、無理のない分割払い額にしておかないと、のちのち生活が厳しくなり、始めたことに対してネガティブに考えるようになってしまい、モチベーションを下げてしまうことがあります。
なお、入会案内をするスタッフも営業ですから、中には無理をさせて入会を促す人もいます。
万が一そのようなスタッフに当たってしまったときには、流されることなく、自分の生活・予算額を基準に判断してください。
英会話スクールにおける料金支払い方法の特徴
大手英会話スクールの場合、主な方法としては現金払い、銀行振込、デビットカード、クレジットカード、教育クレジットなどがあります。
①現金払い
一部のスクールに限られますが、現金の取り扱いをしているところもあります。
しかし、各校舎で現金保管するリスクを避けるため、現金での支払いを受け付けていないスクールがほとんどです。
②銀行振込
一括払いの場合、あるいは分割払いで頭金を設定する場合によく利用されます。
今はオンラインで振込手続きをするのが一般的なので、多額の現金を持ち歩かないで済む、安全な支払い方法です。
ただし、銀行の営業時間内にしか処理できないため、夕方以降や週末などに手続きされる際の入金確認は翌営業日となります。
『英会話スクールの無料体験は月末がオススメ!元従業員による裏事情!』の記事に書いた「今月中の割引」とか、その他「今月中のキャンペーン価格」などは、入金確認までを月内にする必要があるため、最終営業日に手続きをする場合などは注意が必要です。
③デビットカード
デビットカード払いとは、デビット機能のついた銀行のキャッシュカードを使用し、専用端末の操作をすると、その場で銀行口座から直接引き落として入金する方法です。
日本ではデビットカードでの支払いはそれほど一般的ではありませんがとても便利です。
メリットとしては、
①振込手数料がかからない
②即時入金が可能
③多額の現金を持ち歩く必要がない
となります。
ですから、上記①②に比べると非常に使い勝手がよく、おすすめです。
デメリットは特になく、口座内に引き落とし金額の残高さえあればOK。
お持ちのキャッシュカードにデビット機能がついているかどうかは、裏面にデビットのマークがあるかどうかで確認できます。
④クレジットカード
クレジットカードについては使えるスクールと使えないスクールがあります。
また、使えたとしてもポイントがつかないケースがほとんどかと思います。
その他、分割回数が限られているケースもあります。
ですので、例えばすぐに現金が用意できないが、来月には用意できる、というようなケースに限られてくるかと思います。
デメリットは手数料が発生することです。
⑤教育クレジット
分割にする場合は基本的にこの方法になります。
各スクールで信販会社と提携をしており、専用の用紙を記入し、審査をしてもらいます。
審査OKなら信販会社が一括払いで立て替えるかたちとなり、翌月以降、信販会社にローンを返済していくことになります。
分割の場合ほぼ一択になりますが、メリット・デメリットはきちんと理解しておきましょう。
メリットは、すぐにレッスンを始められること。
デメリットはいくつかあり、
・手数料が発生する
・記入が煩雑(押印必要)
・審査を通す必要あり(審査を通らないケースもある)
が大きな点です。
とはいえ、すぐに始められるというメリットは非常に大きいです。
先述のとおり、半分以上の方がこの教育クレジットを利用してレッスンを始められます。
ただ、分割を組む場合は他にも留意点があり、そこまでの細かい説明をしないカウンセラーもいるため、それについては次の項で説明します。
分割払いの場合の注意点
以下2点、注意しましょう。
①継続する場合のローン期間に注意
例えば、月々の支払額を低く設定したいため、1年のコースに対して2年のローンを組む、といった、受講期間よりも長い返済期間を設定するケースもよくあります。
これは限られた予算でやりくりする方法であり、一つの方法としてアリかとは思いますが、1点注意が必要です。
上記の例で言うと、1年きっかりで受講を終了するのであれば、単に返済がもうしばらく続く、というだけなのですが、もしコース終了後にもう少し継続をしたい、と思った時に、ローンが重複してしまう、ということです。
ローン会社によっては6か月支払い開始を遅らせることもできますが、その分手数料が加算されます。
初めから分割を組むケースであれば、その期間に並行して十分な貯金をすることはおそらく難しいでしょうから、2回目の契約の際に初回以上の支払い問題が発生します。
そのあたりもきちんと考慮して、支払い期間の設定をしましょう。
②テキスト代などの別途費用
費用が発生するのはレッスン料金だけではありません。
そう、カリキュラム(テキスト)代です。
スタートのレベルのカリキュラムは初期費用としてローンに含めると思いますが、レベルアップした際の新カリキュラムの費用はその都度支払いが必要になってきます。
金額も1~2万円しますが、それが支払えないと新しいカリキュラムをもらえません。
その分はきちんと貯金しておくか、場合によってはレベルアップを見越して初回でまとめてローンに含めてしまうのもひとつかもしれません。
このあたりの留意点、特に①についてはあまり初めの段階では話に出ない可能性が高いので、頭の片隅に入れておくといいでしょう。
まとめ
個人的には英語を学ぶことは自己投資であり、先行投資だと考えています。
自分の予算に合わせてうまく支払いプランを組めるのであれば、今お金がなくても分割払いで先に始めるべきだと思います。
一番良くないのは、「今はお金がないから、貯めてから始めよう」というパターンです。
こういう人が近い将来自主的に始める可能性は低いです。(仕事上余儀なく、というケースは別)
おそらく大半の方は英語のための貯金をできないでしょう。
これは、思考がお金中心になってしまっているから。
自己投資視点ではなくお金中心視点の人は、もし貯金ができたとしても、そのタイミングで英語よりも別のことにお金を使ってしまう可能性が非常に高いのです。
英語を始めるのに一番いいタイミングは、モチベーションが高いときです。
お金に余裕があるとき、ではありませんよ。
鉄は熱いうちに打ちましょう!
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