本日12月28日、はバルセロナから日帰りで行ける街、ジローナへ。
友人S君はタラゴナに行くので別行動です。
ジローナ僕の大好きな海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン6のロケ地として使われた街なので、そのロケ地回りをしつつ、街の雰囲気も良さそうなので街歩きを楽しみたいと思います。
そして、夜は予約してあるピカソ美術館へ行く予定です。
バルセロナからジローナへ
ジローナへは高速鉄道Renfeで行きます。
もうこの旅ではおなじみです。
往復券で事前予約をすると安くなるので、例のごとく前日に予約をしておきました。
往復だと片道あたり€12.5です。
行きは9:45発、帰りは15:11発。
Renfeに乗るため一旦バルセロナ・サンツ駅に向かいます。
乗り換えなど考慮すると結構時間がかかりそうなので、この朝は贅沢にタクシーを使ってホテルからサンツ駅までいきました。
€9.65。結構かかりましたね。
サンツの駅はやっぱりハブ駅なので大きいです。
同じRenfeと言っても毎回乗り場が違います。
今回も「ホントにここで合ってるのかな…?」と不安に思いながら何度も電光掲示板やスタッフに確認しちゃいました(笑)
ようやく正しいプラットフォームを見つけると、荷物検査ももうすっかり慣れたもの。
スムーズに終えたらRenfeに乗り込みます。
今回のRenfeも革張りシートでいい感じです。
9:45発で、10:23ジローナ駅着なので、所要時間38分ですね。
ジローナの情報をおさらいしてたらあっという間。
駅は思っていたよりも大きくて綺麗。
ホームは地下なので地上に出ると、隣にもう一つ駅があります。
こちらは普通列車の駅のようです。
ジローナのメイン観光地である旧市街は駅から少し歩いたところにあります。
徒歩15〜20分くらい。
「トイレを済ませて、さぁ出発だ!」と思ったのですが、オフライン地図のダウンロードをしておくのをすっかり忘れていたことに、ここで初めて気づきました…。
本日はロケ地を探して街中をぐるぐる回る予定なので、地図がないのは致命的です。
あわてて駅のWi-fiを使ってダウンロードをしたのですが、これが遅い遅い。
ホテルでやっておけば数分、いや数秒で済んだものを、結局駅を出発したのは11時位でした…。
ダウンロードするだけで30分以上もかかりました…(T_T)
…思わぬ時間ロスをしてしまいましたが、
さて、気を取り直して改めて出発です!!
ジローナ観光(『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地めぐり)
ジローナの駅から10分ほど北西の方向に歩くと1本の川にあたります。
この川を挟んで手前(駅側)が新市街、向こう側が旧市街になります。
なので、川のあっち側とこっち側で建物の雰囲気がぜんぜん違うんですよね。
旧市街側の建物の雰囲気やカラフルな壁がとてもいい感じです。
しかも、天気も良かったので川の水面にそれが映って、ここの眺めはジローナのオススメスポットの一つです。
川を渡るとすぐにツーリストインフォメーションセンターがあるので、そこに立ち寄って地図をもらいます。
スタッフのお姉さんがいろいろ見どころを教えてくれます。
カテドラル、ユダヤ歴史博物館、映画博物館などを勧めてくれました。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地に行きたいので、具体的な場所を聞いてみました。
が、あまり具体的には知らなかったようで、「カテドラルのあたりよ、具体的な場所はわからないの。ごめんなさいね」と言われてしまいました。
そのくらいの情報は事前にネットで知っていたので、とりあえずお礼を言って、カテドラル方面に街歩きを楽しむことにします。
午前中だからなのか、場所柄なのか、はたまた時期的なものなのか、そこまで人通りは多くなく、落ち着いた雰囲気の街です。
そこらじゅうにある細い路地もかなりいい雰囲気を醸し出しています。
先日行ったトレドの街に雰囲気が少し似てる感じもしますね。
大好物です。
このジローナの街は思っていた以上に道が入り組んでいて、慣れないと迷路のような印象を受けます。
案の定、のちほど同じところをぐるぐる廻ることになるんですが(笑)
このときもまっすぐ正面からカテドラルに向かっているつもりが、どうやらカテドラルの東側から回り込んでいたようです。
気づいたらカテドラルの真横に出てました(^_^;)
そしてこのカテドラルこそ、このジローナで一番来たかった場所です!
『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン6で、ハイ・スパローがマージェリーを伴って演説を行った場所。
ジェイミーがタイレル軍を率いて押し寄せ、馬で駆け上がった階段です。
「おお!ドラマの雰囲気そのまま!!!」
もちろん、劇中ではCGをうまく使っているので、建物や周りの景色などは全然違いますが、それでも雰囲気はそのまま。
もうファンからすると感動です!
興奮がとまりません!!
「ジェイミーが馬に乗ってこの踊り場まであがってきたんだなぁ」とか想像して、一人でニヤニヤしてました(笑)
たっぷりと『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界にひたった後は、カテドラルの中へ。
入場料は€7。
このカテドラルも、バルセロナのカテドラルに似て、ゴシック様式で非常に重厚な造りになっています。
そして、このカテドラルには宝物館があり、その中に収められている『天地創造のタペストリー』は必見です。
旧約聖書の天地創造が描かれているタペストリーで、1100年頃つくられたそうです。
刺繍がほんとうに見事で、しかもいい状態で保管されていて見応えありますよ。
カテドラルは、『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンでなくても訪れる価値がある、ジローナ一番の見どころです。
カテドラルを十分に堪能して、次に向かったのはアラブ浴場。
ここも『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地として使われています。
アリアが逃げている最中に入り込む浴場ですね。
ですね、とか言われても、知らない方は意味わからないと思いますが(^_^;)
このアラブ浴場もジローナ観光スポットの一つです。
€2で入れます。
当時の雰囲気を残していて興味深いのですが、ただ、『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンじゃなかったらあまりおもしろいところじゃないかもしれないですね(笑)
割とすぐに見終わっちゃいますし。
あと、11月〜2月は14時で閉館してしまいます。
閉まるの早すぎ(笑)
アラブ浴場を出たあとは、カテドラルの裏側(北側)の方に向かいました。
こっちの方にもロケ地があるという情報があったので、散歩がてら行ってみました。
カテドラルの裏の方に行くと、一気に人通りが少なくなります。
一人で歩くのは少し不安もありましたが、閑静な住宅街というか雰囲気もすごく良くて、ところどころにおしゃれなお店もあるので、あまり怖さはなかったですね。
そんな雰囲気のところを気ままに歩いて過ごすのは、なんかとても贅沢な気分でした。
そんなこんなでプラプラ歩いていると、急に広場に出くわしました。
見覚えがあるなと思ったら、やはりここもロケ地の一つ、アリアが見ていた屋外の演劇舞台があった場所。
今のところ順調にロケ地を巡れています。
なんか、小さい頃やったオリエンテーリングを思い出しました(笑)
あとは、①アリアが逃げた細い階段や、②転げ落ちた階段の市場、そして③盲目になったアリアが物乞いをしていた階段があるはずなので、そこを探しにまた街歩き。
少し寄り道して、城壁を登ってみたりしました。
城壁の上も歩けるのでなかなか楽しいです。
そのまま街歩きを楽しみつつ、ジローナのシンボルのライオンの像にも出くわしました。
一方、目当ての階段は、その後30分以上あるき回りましたが全然見つけられず…。
探し歩いていると、ちょうどユダヤ歴史博物館の近くだったので、入って見学してみました。
€2です。
このジローナの見どころである旧市街は、そもそもユダヤ人街だったんです。
だから、そのユダヤ人が排斥された経緯や、その当時の資料なんかがここに展示されています。
ものすごく多くの展示がありましたが、帰りの電車の時間が迫りつつあったので、残念ながらあまりゆっくりは見られませんでした。
出るときに、受付のスタッフのお兄ちゃんに、ロケ地の具体的な場所を知っていないか聞いてみることにしました。
なんとなく知ってそうな雰囲気だったので。
そしたらこれがファインプレーでした。
このお兄ちゃんも『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンで、地図を見ながら具体的に印をつけてくれました!
特に細い階段はこのユダヤ歴史博物館のすぐ真裏!
その事実にお兄ちゃんも当時興奮したそうです(笑)
ということで、教えてもらった場所を順次回っていきます。
まずは細い階段。
そもそもの雰囲気がいいので、ファンでなくても写真を取りたくなるような風景です。
次は、物乞いをしていた階段に向かいます。
ここは場所を教えてもらってもわかりづらかったです。
なかなか見つけられず、同じところを何度もうろうろしてしまいました。
そうこうしているうちに時間は14:00過ぎ。
帰りの電車は15:11なので、旧市街地から駅に戻る時間(約20分)を考えるともうすぐ帰らなくてはなりません。
でもまだ全部見きれていない。
街歩きももっとしたい。
迷ったあげく、その切符をあきらめて、もっと後の電車で帰ることにしました(笑)
ということで、時間の余裕ができたので、あせらずに物乞いの階段探し続行です!
その後、やっとのことで見つけたら、他にも同じ目的の人たちが2組いました(笑)
やっぱ世界中にファンがいるもんですね。
特に、アジア系の3人組男子が、興奮しながらかわるがわる写真取ってました(^_^;)
劇中では貧民街の雰囲気が作られていますが、もちろん普段は写真の通り落ち着いて綺麗です。
他のファン旅行者に写真を撮ってもらったりしながら、劇中のシーンを思い出してまたニヤニヤ(笑)
最後に階段の市場に向かいます。
ここは教えてもらわないと見つけるのが難しいですね。
劇中と雰囲気がかなり違うので。
でもこのあたりの入り組んだ造りなど、個人的にはこういう感じの街並みが大好きなので、ロケ地関係なく巡ってて楽しいです。
それぞれの家もおしゃれで、特に扉の取っ手がユニーク。
ノックするところが手の形をしていたり、ドアノブがトカゲの形をしていたり。
こういうセンス、日本じゃなかなか見られないですよね。
こういうのが街のいたるところに見られて、歩いていて全然飽きないです。
ということで、これにてロケ地めぐりは一応コンプリート。
すごく達成感と満足感ありました(笑)
でも、同時に疲労感と空腹感(当然まだお腹の不調により食事抜き)が襲ってきましたので、どこかお店に入って休憩することにしました。
ジローナでひとやすみ
旧市街のユダヤ人街の方に行くと、お店が沢山立ち並んでいます。
その中で気になったピザ屋さん。
「L’Arcada」
僕、ピザ大好きなんです。
日本でも一人で窯焼きピザ屋さんによく行きます。
お腹の調子がよくないので悩みましたが、あまりの空腹感に加え、ピザ食べたい欲が圧倒的に勝ったので、後先考えず食べることにしました。
ピザとコーラで€11.4。
少し寒いかとも思いましたが、雰囲気がいいのでテラス席に座ることにしました。
テラス席にはヒーターを設置してくれているので、思ったほど寒くありません。
ちゃんとヒーター側に案内してくれたし、なかなか居心地の良い店。
なによりも雰囲気がいい。
この旧市街の街並のなかでゆったりと座って人の流れを眺める…贅沢だなぁ。
さて、ピザの方はと言うと、15分くらいして出てきました。
思ったより大きい。
お腹は心配だったけど、大好きなピザで最高に満たされました!
ここのピザは本当に美味しいです!
焼き具合もいいですし、なにより生地がもっちもち!
いま写真見てたら、思い出してよだれが出てきました(笑)
お腹のことを考えて無理しなかったので、残念ながら2切れほど残してしまいましたが、ジローナに来て食事に迷ったらここはおすすめです。
パスタも美味しそうでした!
お腹も満たされ、足も少し休まった頃には、街も少しずつ暗くなってきてました。
人の流れもほとんどが駅に向かっており、お店も閉店準備をしはじめています。
もう時間は16時頃。
16時になると多くのお店が閉まり始めます。
特に冬なので暗くなるのも早く、観光客の引きも早いんですね。
僕も店をあとにし、そこから帰りがけに残りの1箇所、名物の橋に向かいます。
ここは朝渡ったのと同じ川ですが、この橋は少し上流にあります。
とても細い橋なんですが、赤い鉄骨で作られていて黄色のリボンがたくさん結んであるんですよね。
その意味するものはよくわからないのですが、なんにせよ色合いが映えてて良いですね。
ここも有名なようで、写真を撮っている観光客がたくさんいます。
再び新市街と旧市街のコントラストを楽しんで、ジローナ観光も終了です。
ここから新市街に入って駅に向かいます。
駅についたのは16:30頃。
切符売り場に行き、切符を買い直します(笑)
€16.2。
切符を買い直したせいで結局高くついてしまったけど、その分観光を長く楽しめたので良し。
次の電車は17:11なので、お土産を買いながら時間を待ってバルセロナへの帰路につきました。
それにしても、ジローナ、想像以上によかったです!
もちろん『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンだから楽しめたというのはあります。
でも、ファンじゃなくても、こういった古い街並みの街歩きが好きな方は、ぜひ行ってほしい場所です!
バルセロナからも1時間以内なので、日帰りでも十分楽しめます。
日程的に余裕があればぜひ♪
つづきはこちらの記事
⇒スペイン旅行記 2017 ⑬ ~8日目(2):ピカソ美術館編~
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