最近、美術館の良さを知りはじめたカワジュン(@kawayoshijun)です。
先日の3月15日(木)午後、プラド美術館展(上野)にいってきました。
プラド美術館展は、現在開催中の東京(上野)では5月まで、続いて神戸で6月から10月まで開催されます。
今回はこのプラド美術館展についてのご紹介と、実際に行った感想や混雑具合を解説したいと思います。
展示品の一覧(目録)へのリンクも添付してます。
あ、先に言っちゃいますけど、めっちゃよかったです♪
今まで美術にあんまり関心がなかった方もぜひ!
目次
プラド美術館展 基本情報
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」
東京展
【会期】
2018年2月24日(土)〜5月27日(日)
【会場】
国立西洋美術館(上野公園)
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
【交通案内】
・JR上野駅下車(公園口)徒歩1分
・京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅下車 徒歩8分
【休館日】
月曜日
※3月26日(月)、4月30日(月)は開館
【開館時間】
9:30〜17:30 (金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
【観覧料金】
当日 | 前売・団体 | |
一般 | 1,600円 | 1,400円 |
大学生 | 1,200円 | 1,000円 |
高校生 | 800円 | 600円 |
【備考】
・音声ガイド: あり 550円
・ロッカー : あり ※100円(使用後返却されます)
・写真撮影禁止
兵庫展
【会期】
2018年6月13日(水) 〜10月14日(日)
【会場】
兵庫県立美術館(神戸市)
〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号[HAT神戸内]
【交通案内】
・阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)から南に徒歩約8分
・JR神戸線灘駅南口から南に徒歩約10分
・阪急神戸線王子公園駅西口から南西に徒歩約20分
・JR三ノ宮駅南から神戸市バス(29・101系統)
・阪神バス(HAT神戸行き)にて約15分、「県立美術館前」下車すぐ
【休館日】
月曜日
※祝休日の場合は開館、翌火曜日休館
【開館時間】
10:00〜18:00 (金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
【観覧料金】
当日 | 前売 | 団体 | |
一般 | 1,600円 | 1,400円 | 1,400円 |
大学生 | 1,200円 | 1,000円 | 1,000円 |
70歳以上 | 800円 | ― | 600円 |
プラド美術館展 概要
プラド美術館はスペインのマドリードにある、世界屈指の美術館です。
絵画だけでも7000点以上、展示品総数は3万点以上あります。
そんなプラド美術館から貴重な作品が日本に貸し出され、現在特別展が開催されています。
プラド美術館展は過去に計4回開催されており、今回で5回目となります。
7年ぶりの開催、関西では12年ぶりとのことです。
今回の目玉は、タイトルにもあるように「ベラスケス」です。
ディエゴ・ベラスケスは、スペインを代表する傑出した画家の一人であり、マネやピカソなどに影響を与えたといわれています。
彼の作品がまとまった数で貸し出される機会は非常に少ないのですが、今回は傑作が7点も来日しています。
プラド美術館展 展示品目録
出品目録はこちら(兵庫展)
会場案内マップでお分かりいただけると思いますが、部屋がテーマ別に7つあります。
ベラスケスの作品は各部屋に1〜2枚展示されています。
(どの部屋かは、目録もしくは次項の一覧を参照ください)
プラド美術館展 ベラスケス作品7点
主な見どころは、なんといっても今回の目玉、ベラスケスの7点。
以下の作品を見ることができます。
- 『フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像 Juan Martinez Montanes』(1)
- 『メニッポス Menippus』(2)
- 『マルス Mars』(3)
- 『狩猟服姿のフェリペ4世 Philip IV in Hunting Dress』(4)
- 『バリェーカスの少年 The Boy of Vallecas』(4)
- 『王太子バルタサール・カルロス騎馬像 Prince Baltasar Carlos on Horseback』(5)
- 『東方三博士の礼拝 The Adoration of the Magi』(7)
※( )内の数字は部屋番号
プラド美術館展 その他の作品
その他にもいい作品がたくさんありますが、中でも僕がよかったなと思うのは以下の7点。
- エル・グレコ『聖顔 The Veil of Saint Veronica』(1)
- ペーテル・パウル・ルーベンス『泣く哲学者ヘラクレイトス Heraclitus, the Crying Philosopher』(2)
- ヤン・ブリューゲル(父)ら『視覚と嗅覚 Sight and Smell』(2)
- アロンソ・サンチェス・コエーリョ『王女イサベル・クララ・エウへニアとマグダレーナ・ルイス The Infanita Isabel Clara Eugenia and Magdalena Ruiz』(4)
- ヤン・ブリューゲル(父)『花卉 Vase of Flowers』(6)
- ペーテル・パウル・ルーベンス『聖アンナのいる聖家族 The Holy Family with Saint Anne』(7)
- バルトロメ・エステバン・ムリーリョ『小鳥のいる聖家族 The Holy Family with a Little Bird』(7)
※( )内の数字は部屋番号
プラド美術館展 混雑状況について
僕が行ったのは上野の東京展。
平日(木曜日)の午後15:30頃でしたので、比較的空いていました。
週末だとわかりませんが、平日であれば空いていると思います。
一つの絵に立ち止まっている人の数でいうと、少なければ自分だけ、最大でも5〜6名くらいのイメージです。
プラド美術館展 所要時間
僕なりにゆっくり一つ一つ見て、約1時間半で出てきました。
もっと美術通の方なら2時間くらいでしょうか。
ですので、1時間半〜2時間くらいみておけば大丈夫かと思います。
プラド美術館展の感想
正直言って、僕は美術についての知識は全くと言っていいほどなく、昨年まで美術館なんてものは「スターウォーズ展」くらいしか行ったことがないくらい(笑)
そんな僕が、最近になって美術鑑賞の良さを知ったきっかけが、昨年末のスペイン旅行でいくつかの美術館に行ったことなんですが、その一つがこの「プラド美術館」でした。
プラド美術館はとても大きくて、僕でも知っているような芸術家の作品が数多く展示されていて、とても素晴らしい美術館でした。
そのプラド美術館から、今回ベラスケスの作品が日本で展示されると知ってから、行きたくて仕方なかったんですよね。
というのも、ベラスケスの作品は、僕が現地で見た多くの作品の中で、印象に残っている画家の一人だったんです。
ということで、花粉症の僕はこの日の陽気と風の強さには辟易しながらも、目をこすりながら上野まで足を運んで行ってきたわけですが…。
すごく良かったです!!
もちろん、現地で見るのとまた少し違いますし、特別展なので内装はきちんとした常設展の建物に比べるとちょっと安っぽく見えてしまいます。
でもプラド美術館と比べちゃ申し訳ないですね。
とはいえ、やはり生はいい。
最近少しずつ感じるのですが、絵画なども印刷やパソコンの画面でみるのとは全然違うんですよね。
迫力というんでしょうか。
すごくパワーを感じます。
また、フィルタを通さず見られるため、その筆のタッチも豪快だったり、時に繊細だったり、というのもはっきりわかります。
ちなみに、建物に入ってから地下に下りて、地下の入口がスタート地点なんですが、その地下に降りてすぐのところで紹介ビデオを流しています。(東京展)
トータル10〜15分くらいだと思いますが、入る前に見ておきましょう。
今回のプラド美術館展の背景などをわかりやすく説明してくれるので、僕のような素人には助かります。
なお、今回僕はオーディオガイドをつけなかったのですが、振り返ってみると借りればよかったと少し後悔しました。
ただ、展示の中でもある程度は解説が掲示されているので、それを読むだけでも理解が深まって楽しめます。
まとめ:絵画好きはぜひこの機会にプラド美術館展へ!普段美術館に行かれない方にもおすすめ!
ホント最近、歳のせいか急激に美術の鑑賞欲が高まってきていて、それとともに美術の知識欲も高まってます。
というのも、美術ってその当時の時代背景を反映してるんですよね。
政治だったり、宗教だったり。
だから、その時代時代で求められた技法やジャンルが全然違っていて、その流れとか背景を知ることで、その作品の本質とかがわかるのかなって思います。
宗教画なんて、それこそどういうシーンか全然わからないですし(^_^;)
ということで、昨日Kindleのキャンペーンでこんな本を見つけて、思わずポチってしまいました(笑)
かなり安かったし、読みやすそうだったので♪
話は少し逸れましたが、ほんと、プラド美術館展はよかったのでおすすめです。
普段あまり美術館に行かないような方も、せっかくの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
過去記事に、現地のプラド美術館に行った際の情報なども載せているので、よろしければ御覧ください♪
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