旅好きブロガー/ライターのカワジュン(@kawayoshijun)です。
「もし、1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け」
そんな格言がスペインにはあるそうです。
スペインの中央、マドリードの南に位置する城塞都市トレドは、街全体が世界遺産に登録されている街です。画家エル・グレコが愛したとされるこの街は、キリスト・ユダヤ・イスラムの文化が織り交ざった、昔の姿をそのまま残しています。
今回はそのトレドを代表する国営ホテル、「パラドール・デ・トレド」の魅力について解説します。
もしトレドに旅行する機会があったら、ぜひこのパラドール・デ・トレドに宿泊してください!
超おすすめです!!
目次
パラドール・デ・トレドについて
①パラドール・デ・トレドの概要
- 住所 : Cerro del Emperador, s/n 45002 Toledo Toledo
- TEL : +34 925221850
- 公式HP : http://www.parador.es/es/paradores/parador-de-toledo
「パラドール・デ・トレド」はトレドの街をぐるっと囲むタホ川の南側対岸の山の上に位置します。
「パラドール」とは中世の古城や修道院、貴族の館を改装したスペイン国営のホテルの名称です。
国営ということもあり、ホテルの多くは4つ星・5つ星クラスですが、星1つ分くらい安い料金で泊まれてしまうんですよ。
そのパラドールのなかでも有名なものの一つがこの「パラドール・デ・トレド」です!
②パラドール・デ・トレドへのアクセス
トレドはマドリードから電車かバスで行くことになります。
金額優先であればバスという選択になりますが、個人的にはアトーチャ駅から高速鉄道のRenfe(レンフェ)を利用するのがいいと思います。Renfeであればわずか30分でトレドに到着するので、その分観光にたっぷり時間を割くことができますよ。
金額も往復で€21くらいです。
(往復チケットを購入すると割引になります)
トレドの駅からはトレド市街地までであれば、観光バスやタクシーを利用するか、一応徒歩でも行くことができます。
ただし、ホテルに直接行く場合にはタクシーのみとなります。
トレド駅からタクシーで約15分、料金は€8〜10くらいです。
ちなみに、僕は観光してからホテルに向かう予定だったので、徒歩で市街地まで向かったら想像以上に距離があり、しかも上り坂が多くてものすごく疲れました…。ということで、個人的には徒歩はおすすめしません(笑)
パラドール・デ・トレドの魅力とは?
①パラドール・デ・トレドは絶対シティービューに泊まるべし!そうでないと魅力半減!
パラドール・デ・トレドの魅力はなんといっても、部屋から見下ろすトレドの景観です。
言葉に表せないほど素敵な眺めを、自分の部屋にいながら楽しめるのはこの上ない贅沢です。
そのため、多くの旅行者が「パラドール・デ・トレドに泊まりたい!」と憧れるわけです。
ちなみに、上の写真は部屋のバルコニーから撮った写真です。
しかし、注意しなければいけないのが、すべての部屋からその景観が楽しめるというわけではないということ。
部屋にはいくつかグレードがあり、スイートを除いた一般の部屋でも「シティービュー」の部屋と「プールビュー」の部屋があります。
景観を部屋のバルコニーから楽しめるのは「シティービュー」の部屋です。
間違えてプールビューの部屋を予約してしまうと、トレドの街とは反対側の部屋になってしまいます。
それではせっかくのパラドール・デ・トレド宿泊の魅力が半減してしまうので、非常にもったいないです。
もちろん価格差があり、シティービューの部屋の方が€40(2017年12月当時)高くなりますが、その景観を目的にパラドール・デ・トレドに泊まるのでしょうから、ここは躊躇なくシティービュー1択でいきましょう!
ちなみに、パラドール・デ・トレドの公式ホームページ以外だと、確実に部屋を選んで予約できるのはBooking.comです。
個人旅行で予約をされる場合、ほとんどの方がホテル予約サイトなどを利用すると思いますが、他の予約サイトだと、明確にシティービューという選択ができないため、必ずBooking.comで予約をしましょう。
以下のリンクからサイトに入って予約をすると2000円のキャッシュバックがもらえます。
どうぞご自由に活用してください!
②景観だけじゃない!パラドール・デ・トレドはホテルとしても最高!
パラドールは格式のあるホテルで、建物はとても重厚で趣があります。
部屋は広くてゆったりしていて、家具も落ち着いた基調で統一されており、高級感にあふれています。
写真は、僕が泊まったバルコニー付きのスーペリアダブルの部屋です。
テレビ、テーブル、チェア、リクライニングチェア、冷蔵庫、金庫、クローゼット、荷物置き、毛布など完備されています。
スリッパはありませんでしたが頼めば用意してくれます。(簡易的なものですが)
ベッドの硬さは、硬すぎずやわらかすぎずちょうどいいです。
枕も高すぎず寝心地いいです。
なお、枕元に電源もありますので、スマホは枕元に置いて充電できます。
(もちろん変換プラグは必要です)
また、バスタブがあり、アメニティも一通り揃っています。
トイレには足を洗う場所?もありました。
館内の共用スペース(廊下など)のインテリアもおしゃれで、ロビーには画家エル・グレコの代表作の「12使徒の連作」のレプリカが飾られています。(本物はトレドにある「エル・グレコ美術館」で見ることができます)
また、夏場にはプールを楽しむこともできます。
冬は寒々しいだけですが(笑)
パラドール・デ・トレド公式動画(YouTube)
パラドール・デ・トレドに泊まるデメリットと対応策
これまでパラドール・デ・トレドの魅力について説明してきましたが、一つだけデメリットがあります。
それは、市街地から離れていること。
観光スポットが集中しているトレドの市街地までは、車で10〜15分程度かかります。
しかも山道なので、よっぽどハイキング目的で行く方でなければ、わざわざ歩いて行き来するというのは難しいです。
したがって、基本的には市街地との行き来はタクシーを使うことになります。
また、ホテル周辺には特になにもないので、ちょっとした買い物でも市街地で済ませてくる必要があります。
そのため、宿泊観光をする場合には下記を考える必要があります。
①タクシー代(片道€9〜10前後)およびその移動時間が発生する
②スーツケースなど大きな荷物がある場合は一旦ホテルに行って預ける必要あり
③ホテルでディナーを食べない場合は、夕食時にまた市街地へ向かう必要あり
【対策】
トレドへは基本的にマドリードとの往復で来るでしょうから、②に関しては「マドリードのアトーチャ駅で大きな荷物を預ける」という方法があります。
実際に僕が行ったときも、スーツケースをアトーチャ駅に預け、1泊分の荷物だけ持ってトレドに行き、ホテルに行かずにそのまま観光をし、午後にチェックイン、というやり方をしました。
これにより、②大きな荷物の問題と、①タクシーの余計な1往復分は回避できます。
また、③夕食時の行き来を回避するため、僕はディナーをホテルで済ませました。
ディナーはコースとなり、€30くらいです。
それによって、夜のトレドの街を散策することはできませんでしたが、そのぶん夕方から夜にかけてのバルコニーからの眺望の変化をのんびり楽しむことができました。
もちろん、①タクシーの1往復分も回避できます。
実際にパラドール・デ・トレドに泊まった感想
一言で言うと、パラドール・デ・トレドは期待通り素晴らしいホテルでした!
なんといっても眺望は最高ですし、バルコニーでトレドの街を眺めながらゆったり過ごす時間は本当に贅沢でした。
僕は大変残念なことに、宿泊の前日に食べ物で当たってしまって体調が絶不調だったので、100%満喫しきれませんでした。
ただ、そんな中でもスタッフが声かけや心配りをしてくれ、食事も部屋に運んでくれたり、医者を勧めてくれたり、とても優しくフレンドリーに接してくれたのは嬉しかったです。
景観が本当に素晴らしく、それだけで泊まる価値はあると思いますが、純粋にホテルだけみても十分に満足できるホテルです。
・パラドール・デ・トレド宿泊の旅行記はこちらの記事
「スペイン旅行記 2017 ⑤ ~3日目:トレド編(2)~」
・トレド観光についてはこちらの記事
「スペイン旅行記 2017 ④ ~3日目:トレド編(1)~」
まとめ:トレドに行ったら迷わずパラドールで宿泊を!一生のいい思い出になること間違いなし!
いかがでしたでしたか。
古都トレドは本当に素敵な街並みで、ぜひ一度は訪れていただきたいです。
ただ、とても素晴らしいトレドの街ですが、スペインという広くて魅力的な国全体を考えると、トレドにあえて2回行くよりは他の地域も巡ってみたいと思うのではないでしょうか。
そう考えると、ほとんどの方はトレドに行くのは1回のみ、となります。
であれば、せっかくの貴重な機会ですから、少しくらい贅沢をしてパラドール・デ・トレドで最高の思い出を作られてはいかがでしょうか。
実際僕も、次はないかもしれないなぁ、と考えて、僕の割にはかなり奮発しました(笑)
ぜひトレドの街を見下ろせる贅沢なホテル、パラドール・デ・トレドに泊まってみてください♪
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