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⇒スペイン旅行記 2017 ② ~1日目:ドーハ~マドリード編~
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⇒スペイン旅行記2017【総集編】/実際のルート・費用・服装など公開!
〜前回までのあらすじ〜
友人Sくんに誘われ、急に行くことになった初ヨーロッパとなるスペイン旅行。
前半は一人旅、途中でSくんと合流というプラン!
羽田空港から、ドーハでの乗り継ぎ9時間をはさむ、トータル約28.5時間の長旅!!!
でもフライトは快適で、ドーハでは無料の市内観光ツアーも満喫して、思った以上に順調なスタート♫
やっとの思いでたどり着いたマドリードのホスタル(ゲストハウス)の部屋は狭すぎた!!!
疲れ切った身体を休め、2日目はマドリードを朝から晩まで観光予定です!
目次
プエルタ・デル・ソル~マヨール広場~サン・ミゲル市場
2日目は、初日のフライト疲れをやや残しながらも、7時半頃に起床しました。
日の出が遅い冬のスペインはまだ真っ暗。日の出はだいたい8:00〜30くらいでしょうか。
初ヨーロッパの僕は、この日の出が遅い環境が初めてで、ちょっと新鮮。
本日のざっくりとしたプランは、
プエルタ・デル・ソル → 近くで朝食 → マヨール広場 → サン・ミゲル市場 → 王宮/アルムデナ大聖堂 → スペイン広場 → ソフィア王妃芸術センター。
時間的に余裕があれば、プラド美術館も行きたい。
昼食はタイミング見て適当に食べる予定。
ということで、明るくなるのを待って、9時頃にホスタルを出発、まずはプエルタ・デル・ソル(太陽の門)へ。
スペイン人の朝は遅いです。
明るくなるのが遅いため、この時間のプエルタ・デル・ソルはまだだいぶ静かです。
昨夜とはまた違った景色を楽しみながら、写真を撮ります。
たくさん写真を撮っていたので、気づけば20分位経ってました(笑)
ぶっちゃけなにがあるというわけではないので、観光目的なら10~15分いれば十分でしょう。
プエルタ・デル・ソルからマヨール広場方面に歩きながら、朝食を食べるカフェ的なものを探して歩いていると、安くて良さそうなお店を発見。
「CERVECERIA 100 MONTADITOS」。
あとで他の場所にも同じお店があったので、チェーン店のようですね。
コーヒーと、パンに生ハムとトマトソースがついたセットの朝食メニューを注文。
これで€1.9。
生ハムにトマトソースをのせて、焼きたてのパンにはさむサンドイッチ。
これはめちゃくちゃおいしかった!
パンはちゃんとあったかくて、外はカリカリ。なかはもちっとしてます。
生ハムも安っぽくなくて、ちゃんとしてました。
これで€1.9なら安い♪
おなかが満たされたらマヨール広場へ。
このときすでに10時過ぎでしたが、やはりまだ時間が早いようで、ちょうど多くの露店が開店準備をしているところでした。
人もそこまで多くなかったです。
午後にまた通ったときに見たら、露天や観光客ですごく賑わってました!
プエルタ・デル・ソルもですが、朝と昼間では全然雰囲気が違いますよ、ここ。
ちなみに、マヨール広場は映画「バンテージポイント」の舞台になった場所です。
アメリカ大統領が暗殺されるシーンですが(^^;
ここでも15分くらい過ごし、外へ出て西側に少し歩くとすぐサン・ミゲル市場につきます。
マヨール広場からはホントに目と鼻の先です。
ここも時間帯が早く、まだそれほど人がいません。
やっぱり朝はどこも空いてますね。
ここも午後にまた覗いたらかなり賑わってました。
市場の雰囲気は好きなので軽く中を一周しましたが、そこまで大きくないので10分ほどで出ました。お腹も空いてなかったし。
市場を出て、王宮に行く途中に、おじさんの彫刻があります。
みんな(観光客)が触るところだけ変色してます。
おしりがツルツル(笑)
詳しくはわからないのですが、ネットでもよく見るところなので、記念撮影(笑)
スペインはその街並みが奇麗なのはもちろん、街のなかで銅像やアート作品、大道芸人などたくさん目にすることができるので、街歩きをしていてとても楽しいです。
左下のほうき持ってるおじさんは銅像です。
これは本物の人!
大道芸人です!
これも大道芸人!
すごい…!
日本ではこういうタイプの大道芸人いないのでおもしろいです!!
王宮/アルムデナ大聖堂~スペイン広場
王宮に着くと、前にはものすごい行列ができています。
もしや王宮に並ぶ列?かと思いきや、マドリード市民用のフリーで入れる入り口の列だったようです。
あぶないあぶない。
観光客のチケット売り場と入り口は向こうだよ、とスタッフに教えてもらい、建物の左側へ。
入場は11€です。
チケット売り場を抜けるとアルマス広場という広いスペースがあり、開放感抜群です。
天気にも恵まれ、とても気持ちよかったです!
そして、広場の正面に王宮があります。
王宮に入るとすぐに大階段があります。
ここの天井画の奇麗さにはため息がでます。
この大階段は、王宮の一番の見どころ。
あとは王宮内の各部屋や展示品などを見て回ることができます。
所要時間は1時間弱だったかな。
(僕は割とゆっくり見るタイプです)
王宮を後にし、隣のアルムデナ大聖堂へ。
この旅の中ではたくさんの大聖堂(カテドラル)に行きましたが、最初だったので興味深く見ることができました。(あとから振り返ると、ここは内部にそこまで特徴はないですね、正直)
ここの所要時間は10~15分位。
そこから今度は北上し、15分位歩いてスペイン広場へ。
スペイン広場にはドン・キホーテとサンチョ・パンサの像があります。
ドン・キホーテのおじさん、かっこいい。
ここでも写真をたくさん撮って20分位。
露店がたくさん入ったテントがありましたが、特に興味はなかったのでトイレだけ利用しました(笑)
そうそう、スペインの公共トイレは基本的に有料なので、こういうところや各観光施設に立ち寄ったときに済ませておいた方がいいです。
僕はトイレが近いので、観光施設ごとに必ず行ってました(笑)
昼食~ソフィア王妃芸術センター
そして、この後はソフィア王妃芸術センターに地下鉄で行こうと考え、一旦ソル駅へ向かいます。
また、この時ちょうどお昼時(13時くらい)だったので、ソル駅周辺でお昼でも済ませようと考え、バル?(生ハムが売っていて軽食も食べられるお店)に入りました。
ちなみにスペインは、朝も遅いですが、全体的に食事の時間帯も遅いです。
お昼は13~14時くらい、夕食は20~21時くらいから。
ここでも、朝と同じようなメニューとコーラのセットを頼みます。
こちら、セットで€3。
パンはちょっと硬くて、生ハムもイマイチ。朝のお店の方が美味しかったですね〜。
と、ここで、食べているときに隣の女性が「旅行?どこから来たの?」と話しかけてくれました。
お名前はアナさん。
近くで働く公務員だと言ってました。
少しスペインの話を聞きながら、
「おすすめの場所はある?一応有名どころは行くつもりだけど」
と聞くと、
「街歩きが好きなら、ラ・ラティーナのあたりの街並みが旧市街で雰囲気がいいわよ。あとはプラド美術館の西側、アントン・マルティン駅の周辺がおすすめ」
と教えてくれ、僕の『地球の歩き方』の地図に〇印を書いてくれました。
また、「この後電車でソフィア王妃芸術センターに行くつもりだ」と言うと、
「そんなの歩いて全然行けるわよ!あ、私は歩くの好きだから。でも15分位かな。もしラ・ラティーナ行くなら、そっち回っても20~25分で行けるわよ」
というので、せっかくなので地下鉄はやめて、ラ・ラティーナ経由で歩いていくことにしました。
彼女はそのあと仕事に戻るので別れとお礼を告げ、ラ・ラティーナ方面へ。
ソルからラ・ラティーナまでは徒歩で10~15分くらい。
アナさんの言っていた通り、街並みが奇麗で、歩いているだけで楽しいエリアでした。
ちょっとした裏道を歩けば人通りが少なく、落ち着いた雰囲気が漂っています。
スペインはホント、街歩きがおすすめ!
街歩きを楽しみながらソフィア王妃芸術センターへ。
のんびり歩きながら来たので、30分ほどでたどり着きました。
この時14時頃。入館料は€10。
このソフィア王妃芸術センターには、ピカソの代表作『ゲルニカ』が展示されています。
他にもいろいろ回りたかったので、申し訳ないけどここは『ゲルニカ』をひと目見るためだけに来ました。
が、館内は予想以上に広く、全然場所がわからない!
館内マップも分かりづらい…!
スタッフに場所を聞きながらやっとのことでたどり着きました。
残念ながら『ゲルニカ』は写真撮影禁止なので、画像をお借りしました。
多くの方が昔教科書などで見た記憶があると思います。
僕はこれまであまり美術館に行くこともなかったのでアートには疎いんですが、それでもこの『ゲルニカ』には圧倒されました。
大きさも驚くほど大きい(おそらく縦が4〜5mくらい)ですし、独特のタッチから感じられる迫力、そして戦争への深い悲しみと怒り。
やはり自分の目で現物を目にするのは全然違う。
10分くらいは眺めていたと思います。
結局ここでの滞在時間は30分くらい。
普通に他もいろいろ見て回れば1~2時間くらいはかかると思います。
僕はほぼ『ゲルニカ』目当てだったので、ここはそれでよしとしました。
プラド美術館
満足したところで、まだ15時くらい。
ということで、そのままプラド美術館へ向かいます。
プラド美術館はソフィア王妃芸術センターからは徒歩5分くらいなのですぐです。
このプラド美術館、入館料は€15ですが、18時以降は無料で入館することができます。
夜間に来ることも考えましたが、まだスペインに慣れていないこともあり、あまり遅くに地下鉄に乗って帰るのは不安だったので、ケチるのをやめて、素直に15時半頃に入館。
ちなみに、これは正解でした。
あとで18時頃通ったら、めちゃくちゃ並んでました!!
無料なのは嬉しいですけど、あんまり混んでいると落ち着いて見れないですからね。
さて、このプラド美術館、さすがヨーロッパ屈指といわれる美術館だけあって、とにかく広い!!!
めちゃくちゃ歩きます!笑
そして、有名な画家による名画が、それはもう数多く展示されています。
(僕は詳しくないので全然わからなかったですが)
ちなみに、館内は撮影禁止です。
個人的にはボッシュ『快楽の園』、ベラスケス『ラス・メニーナス』あたりが好きでした。
他にもゴヤやブリューゲル、エル・グレコなどの作品も多く展示されています。
この美術館はゆっくり見たかったので、2時間半くらいはいたかと思います。
普段は全然美術館とか行かない僕ですが、どっぷりアートに浸れて、濃密ないい時間が過ごせました!
ここは超おすすめです!!!
広いので歩き疲れますけど、芸術にあまり興味がない方も絶対に行ってほしいですね!
街歩きを楽しむ
芸術をたっぷり満喫していい気分で外に出ると、さすがに疲労を感じてきたので、近くのカフェで一休みすることに。
コーヒーは€2。
休憩後は、アナさんに勧められたもう1箇所、アントン・マルティン駅周辺を散策。
この辺りもいい雰囲気でした。
ラ・ラティーナが旧市街なら、こちらはもう少しモダンな感じ。
そして、そのまま歩いて、シベーレス宮殿やシベーレス広場のあたりに向かいます。
ここらへん、昨日タクシーで通ったときに、噴水やイルミネーションがすごく奇麗だったので気になっていたんですよ。
昨日見た通り、イルミネーションやライトアップされた宮殿がとっても奇麗でした!!!
なんて、ちょっとクリスマス気分を味わいました(笑)
一通り写真を撮って満足して、一旦ホスタルに戻ろうと、近くのバンコ・デ・エスパーニャ駅から地下鉄に乗ってソル駅に向かうことにしました。
実は海外で地下鉄に乗ったことがなく、ちょっと不安だったんです。
なんか犯罪に巻き込まれそうなイメージで(笑)
でも早めに乗っておきたいし、それなら時間の早いうちに一度乗っておこうと思って。
ホントは歩いてもよかったんですけど。
で、駅で券売機でチケットを買おうとしたんですが、英語表記にしてもシステムがよくわかりません・・・!!
結果、マドリード市内で使えるプリペイドカードのようなものを買ってしまいました・・・。
で、どうやらカードのデポジット(預け金)も含まれちゃって、€4.5もしましたよ・・・。
(普通であれば片道€2くらいなのに!!)
スペインの地下鉄による、ちょっとした洗礼を受けました(笑)
初めて海外で乗る地下鉄は、思ったよりはなんともなかったです。
思っていたよりかなり静かだし、みんなスマホいじってます(笑)
今や、どこの国でも一緒ですね(笑)
ただし、早朝や深夜はやはり危ないとは聞くので、これから行かれる方は気を付けてくださいね。
ソル駅から地上に出ると、やはり夜のプエルタ・デル・ソルは賑わっています。
ここでもまた夜のプエルタ・デル・ソルの写真を撮ってからホスタルに戻ります。
帰りがけに買ったコーラ(€1)を飲みながら一休みし、夕食をどこで食べるかスマホで検索。
あ、ちなみに僕はお酒が弱いので、基本的に海外ではお酒を飲みません。
ホスタルに戻ったのは19時過ぎでしたが、気づけば21時に近づいていたので、そろそろ行かねばと出発。
パエリアが安くておいしそうだったので、ネットで見つけた比較的近い場所にあるレストランに向かいます。
スペインで最初の夕食!楽しみにしていたパエリア♪
店に着いて中を見ると、地元客や観光客がそこそこ入っていて賑わっている様子。
ここなら良さそうだ、と中に入ります。
パエリアが€7.2、美味しそう。
ワインもグラスで€2。
普段は飲まないんですが、思ったより安いし、せっかくスペインに来たからには、とワインも併せて注文。合計€9.2。
付け合わせてエビとパンも付いてきます。
念願の、スペインで食べるパエリア。
量も多いし、安いし、美味しかったです!(この時は…)
ワインは、やはりお酒の弱い僕には数口しか飲めませんでしたが、雰囲気を味わえたのでよしとします(笑)
少し遠回りして散歩しながらホスタルに戻り、シャワーを浴びてさっぱり。
明日の23日は、マドリードから高速鉄道(Renfe)に乗って、トレドという街に向かう予定です。
トレドは、「スペインで1日しかなかったらトレドヘ行け」という格言があるほどの場所らしいです。
確かに検索して写真を見ると奇麗ですし、これは行かねば、ということで、トレドに1泊ホテルを事前に予約していました。
また、Renfeも当日だと満席の恐れもあるし、往復で事前購入すると安くなるので、すでに時間指定で購入済み。
アトーチャ駅から9:20出発の電車なのですが、荷物チェックなどもあって込み合う場合があるようです。
30分は前に到着した方がいいとネットに書いてあったので、タクシーアプリの「Cabify」を使って8:00にホスタル付近に予約。
地下鉄の利用は、朝早くて暗いし、スーツケースもあるので念のため避けました。
(繰り返しになりますが、日の出が8:30くらいなので、それまでは真っ暗です)
早すぎた悪夢の始まり
そして、明日の準備で荷物をまとめていた頃でしょうか…。
慣れないお酒を飲んだし、食べ過ぎ感もあったので、トイレへ。
む…吐き気が…
吐いてしまいました…。
※食事中の方、すみません!!! この後もちょっと汚い話が続きます!!!
さらに、今度は腹痛も襲ってきたので、一旦口を拭いて便座に座ると…
もはや水。
完全に下しています。
もともとお腹は弱いですが、ここまで下すのは久しぶり。
そうです、完全に当たりました。
おそらく、ですが、パエリアに入っていた貝が怪しい。
そんなこんなで30分くらい苦しみ、少し落ち着いたので部屋に戻って下痢止めを飲みます。
そして、寝て起きたら良くなることを願いながら、24:30頃ベッドに入りました。
幸いすぐ眠りにつくことができました。
…が、1:30に目が覚めます。
気持ち悪さで。
またトイレへ駆け込み、嘔吐、からの下痢。
この頃には下しすぎて肛門が切れているのか、内部がやられているのか、もう血が出てます。
出てくるのはもはや薄い赤の水。
※本当に汚い話ですみません…!
30分格闘。
やっとの思いでまたベッドに戻り、就寝。
…が、3:00に再び目が覚めます。
先ほど同様、気持ち悪さで。
またトイレへ駆け込み、嘔吐、からの下痢。
また30分ほど格闘し、さすがにこのままだと脱水症状になる不安があり、水よりもポカリ的なものが飲んだ方がよさそうと判断。
初めて来た国での2日目、しかも深夜で超不安ですが、€3だけ握りしめてホスタルから徒歩30秒のコンビニに駆け込み、アクエリアスを購入。
だいぶ安心し、またベッドに戻り、就寝。
…が、4:30にみたび目が覚めます。
以下、先ほどと同じ…。
やっとの思いでまたベッドに戻り、就寝。
今度こそ、やっと落ち着いて朝まで眠ることができました…。
でももうヘトヘト。
ぶっちゃけ、「一人でこのまま死んだらどうしよう」とまで考えましたね。
アジアへは何度か行ってますけど、一度も当たったことなかったのになぁ。。。
僕、人生で初めて食べ物に当たりましたよ。
しかもスペインで…。
まだまだ旅は始まったばかりなのに…
今後の旅の行方はどうなる…??
つづく
⇒スペイン旅行記 2017 ④ ~3日目:トレド編(1)~
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