12月24日。
本日はトレドを出発して一旦マドリードに戻ります。
バルセロナ行きの電車まで少し時間が空くので、本当はその間にティッセン・ボルネミッサ美術館に行ったり観光を楽しむ計画でした。
しかし、体調のことを考えてできれば電車の時間を早め、バルセロナに移動して友人S君と合流する予定に変更しようと考えていました。
トレドからマドリードへ
予定通り7:45に起床。まだ外は真っ暗。
8:00くらいでこんな感じですよ。
スペインの冬の夜は長い。
体調は落ち着いてはいますが、まだ万全とは言えない感じです。
ですので、体調的にはゆっくり過ごしたいところですが、予約した電車の時刻もあるので、着替えて8:00過ぎに朝食へ向かいます。
朝食はビュッフェスタイルで、美味しそうな料理がたくさん並んでいます。
いろいろ食べてみたかったのですが、間違いなくお腹がやられると思ったので、
我慢してフルーツとヨーグルト、オレンジジュース、コーヒー(少しだけ)にしておきました。
ホント、おとといのあのパエリアのせいで…。
部屋に戻ると少し明るみが差してきていましたが、丘陵地にあるせいか霧がすごく、昨日の眺望はどこへやら(笑)
最後にあの眺めをもう一度楽しみたかったのに、残念(^^;
8:45、荷物をまとめフロントでチェックアウト。
併せて、タクシーを手配してもらい、しばしロビーで待機。
10分ほどしてタクシーが到着したので、トレド駅に向かいます。
高速鉄道のRenfeはちゃんと定刻通りに到着し、発車。
まだ時間が早いからか(9:25発)、車内も結構空いています。
もう明るくはなっていましたが、朝靄の景色を眺めていると30分ほどですぐマドリードのアトーチャ駅に到着。
Renfeは本当に早いし揺れないし、とっても快適です。
マドリードに着いたのがちょうど10時頃で、バルセロナ行きのRenfeは15:30発のチケットを取ってありました。
もともとは、マドリードでまた少し観光をしてから乗る計画で、午後遅めの時刻のチケットを予約したのですが、
体調のこともあるので観光もしんどいと思い、チケットの時間を変更できないかカウンターで聞いてみました。
チケットは「Flexible」というタイプだったので、無料で時間変更できるはず。
しかし。
本日分は全て満席のため、チケットタイプ的には大丈夫だが、他の時間も席の空きがないとのこと。
そうか、今日は24日、クリスマスイブ。
いろいろ帰省だとか誰かに会いに行くだとかで、みんな一斉に移動するわけですよ。
ということで、アトーチャ駅のロッカーに預けた荷物はそのままにし、本来の計画通りティッセン・ボルネミッサ美術館に行くことにします。
美術館はアトーチャ駅から歩いて10分程度なので、のんびり歩きながら向かいます。
スタバもオシャレ。
ホリデーシーズンなのか日曜日だからなのか、この時間でも人通りはとても少ないです。
ティッセン・ボルネミッサ美術館
程なくしてティッセン・ボルネミッサ美術館に到着。
大人1名€12をカードでお支払い。
上着や荷物はクロークに預けられます。
荷物が重かった(1泊分+三脚)ので、これは助かります。
カメラだけ持って見て回れます。
ここはマドリードでプラド美術館に次ぐ大きさで、ゴッホ、ルノアール、マネ、ダリなど、有名な画家の作品が数多く展示されています。
また、行った時にはちょうどピカソの特別展をやっていました。
来るまでは「時間があれば行こうかな」くらいに考えていたのですが、行ってみてよかったです!
ここはプラド美術館と並び、マドリードに来たらぜひ行ってほしい美術館です。
美術には疎いのであまり語れませんが、そんな僕にも楽しめました。
ピカソ特別展もすごくよかったです。
ちなみに、館内はフラッシュ禁止ですが撮影は自由です。
(ピカソ特別展は撮影禁止でした)
体調も、歩いているうちに少しずつ元気になってきたので、気づけば結局3時間位かけてゆっくり回っていました。
ちなみに、入り口には日本を代表する製品「傘ぽん」がありました(笑)
なんだか誇らしい!!!
コインロッカーで事件勃発!
美術鑑賞を存分に楽しみ、出てきたのが13:30頃。
体調は良くなってきたとはいえ、食欲はまだ戻らない。
まだ時間は早いですが、ロッカーから荷物を引き出す必要もあるし、トイレも行きたくなるかもしれない、
ということで、早めにアトーチャ駅に戻ります。
早速コインロッカーに向かい、荷物を取り出そうとします。
ロッカーは、引換券をかざすとセンサーで開くタイプなので、かざします。
開かない。
そうか、24時間を過ぎたから延長料金を払う必要があるのか。
券売機で追加の€3.6を支払い、再度ロッカーへ。
やっぱり開かない。
しかもなんかエラーになってる。。。
この旅行の荷物の大半をスーツケースに入れて預けているので、これが取り出せないとこの先かなりピンチです。
仕方がなく、その場に1人しかいない荷物チェックのスタッフに聞きますが、彼は英語が話せないので、なんとなくしかお互い伝わらない。
とりあえず、彼にはどうしようもないようで「サービスカウンターへ行け、まっすぐ行って自販機の右側にある」と言っているようなので向かうことにします。
ちなみに、アトーチャ駅のコインロッカーは駅のとても奥地にあり、サービスカウンターまでも100mくらいは歩いて戻ります。
来た道を歩いて戻って右手カウンターに行くと「ここじゃない」と言われ、向かいのカウンターを指されます。
(くそ、右じゃないじゃないか…)
と内心思いながら、今度は自販機左手のカウンターへ。
が、無人。
どうやら昼休みで、16:00までは「Not available」と書いてあります。まだ13:30過ぎ。
いやいや、昼休み長くね? てか、電車15:30だし!
と思い、さすがに焦ってきて、近くのチケット売り場のカウンターのお姉さんのところへ。
事情を説明すると、「あそこの30番カウンターに行って」と言われます。
指さした30番カウンターは、今行ってきたばかりの無人のカウンター。
「いやいや、誰もいないんです」と伝えると、どこかに電話してくれ、「スタッフが来るから30番で待ってて」と言われます。
完全にたらい回されてます。
そして、30番に行きますが、なかなか人が来ない。
そろそろ「誰も来ないんですけど」と言いに行こうかと思っていたところ、5分ほど待ってやっとおじさん登場。
再度事情を説明すると、どこかに電話をしてくれて、「人が行くからロッカーのところに行け」と言われます。
やっと解決に向けて動き出したぞ、と安心してロッカーまで歩いて戻ります。
が、先ほどの荷物チェックのスタッフ以外誰もいません。
彼は何も事情を聞いていない様子。
またまた5分ほど待って、そろそろ確認しに30番カウンターへ戻ろうかと思うときに、やっと新たなおじさん登場です。
引換券を見せると、「これはロッカーの引換券じゃない、領収書だ」と言われます。
…僕が引換券だと思っていたものは領収書だったようでした(笑)
どうやら、さっき追加料金を払って無意識に引換券はポケットにしまい、そのあとに出てきた領収書を一生懸命かざしてしまっていたようでした…。
なんたるオチ…。
みなさん、お騒がせしてすみませんでした…(^^;
と、思いつつも、やはりその引換券でも開くことができず、エラーが出てます。
結局原因はよくわからなかったのですが、最終的にそのおじさんが鍵で開けてくれました。
そんなこんなで、荷物を取り出すまでに30分以上かかりました。
余裕をもって駅に来ておいて、本当によかったです…(笑)
マドリードからRenfeでバルセロナへ
どうにかスーツケースを取り出せた僕は、少し荷物を整理して手荷物を減らし、やっと身軽になりました。
そのままバルセロナ行きRenfeの改札(先ほどとは別の場所)に行き、お決まりの荷物検査を終えると、ほぼ良い時間。
間もなくホームが電光掲示板に表示され、ホームに向かいます。
さすが全席売切。
車内はパンパンです。
早めに入場したので、車両の両端にある荷物置き場にスーツケースを置くことができました。
乗るのが遅くなると、この荷物置き場はいっぱいになってしまうので注意です。
バルセロナまではこのRenfeをもってしても約3時間かかります。
音楽を聴きながら、景色を楽しみながらゆっくり過ごします。
このRenfeは座席が革張りで、各座席に電源プラグがついています。
それどころかオーディオもあるようで、飛行機のように添乗員がイヤホンを配っていました。
マドリード・バルセロナ間のような長距離だと、Renfeは300km/hを超えて走ります。
新幹線のような感じですね。
だいたい巡航速度は270~280km/hくらいでしょうか。
車両の入り口上部の電光掲示板に速度が表示されるのが面白いです。
ちょっと居眠りをしつつ、やっとバルセロナに到着。
これも、うっかり寝過ごすと随分先まで行かされてしまうので要注意です。
友人と合流、食事
バルセロナ到着は18:40。
バルセロナ・サンツ駅(地下鉄駅はサンツ・エスタシオ駅)に到着します。
ちょっと疲れたので、まずは外に出て一服入れます。
もう外はすっかり暗くなっています。
本日と明日の2泊は、サグラダファミリアのすぐ近くのホテルを予約しており、友人S君とはホテルで直接合流予定。
S君は15時くらいにはバルセロナに到着しているはずで、先にチェックインをして1人で観光しているとのことでした。僕が行く頃にはホテルに戻っているはず。
ということで、このまま地下鉄でサグラダ・ファミリア駅へ。
やはりスーツケースで地下鉄移動はなかなか大変です。
ちょこちょこと階段があるので、結構疲れます。
幸いL5の地下鉄で1本なので、乗り換えがないだけでもだいぶ助かります。
チケットは10回券を買います。€9.95。
1回乗るのに(ゾーンによりますが)だいたい€2くらいなので、5回乗れば元が取れる金額です。
地下鉄は時間帯もあってかそれなりに混んでます。
あと、写真にも写っていますが、スペインでは普通にリードで犬を連れて乗っている方がいます。
旅程中、よくその光景を見ました。
日本ではNGですので、ちょっと新鮮でした(笑)
揺られること15分、駅に到着。
どの出口かわからないので、とりあえず近くの出口へ。
出たとたん、サグラダファミリア。
暗かったので、ライトの明かりだけでその全貌は見えませんが、そのスケールの大きさには圧倒されます。
本当はしっかり見たかったですが、後日ちゃんと見る予定なので、まずはホテルを目指します。
地図アプリで確認をしながら歩くこと5分弱、すごくわかりづらい入り口でしたがなんとか発見し、到着しました。
今日明日のホテルは「Ayre Hotel Rosellon」。
Booking.comで予約し、ツイン2泊で€168(1人1泊約5500円)でした。食事なし。
チェックインを済ませ、部屋に向かうとS君がお出迎えしてくれました。
1週間前に日本で会って「では次はバルセロナで!」と別れた以来です。
部屋は予約ページの写真通り、とても奇麗で清潔感があります。
(荷物がごちゃごちゃしててお恥かしい…)
ちなみに、ホテルの上にはルーフテラスがあり、そこからサグラダ・ファミリアを一望することができます♪
それを楽しみに来てはいましたが、S君が空腹だというので、まずは夕ご飯に向かうことにします。
僕は食あたりと体調のことを話し、まともに飯が食えないことを告げ、つまむ程度であれば、ということでお店を探しに行きます。
S君が待っている間にお店をピックアップしておいてくれたのでそのお店に向かったのですが、あいにく24日のクリスマスイブ、さらには日曜日も重なっているということもあり、閉まっておりました…。
仕方なく、歩いている最中に見つけたお店に入りました。
2人で何品か注文。
僕はコーラを頼み、サラダやマッシュルームを少しだけつまませてもらいました。
でもとても美味しかったです。
ホテルから見るサグラダ・ファミリア
食事を済ませてホテルに戻り、楽しみにしていたルーフテラスへ向かいます。
2組ほどカップルがおり、男2人でなんともむさくるしくもあり、お邪魔でもあります。
でも、そんなことどうでもよくなるほど眺めが奇麗。
ホテルは、サグラダ・ファミリアからみて北西の位置にあたるので、ちょうど真横から見る感じです。
この距離でもわかるそのスケール感。また、ライトアップされていてとても奇麗です。
写真、ピンボケしてしまっていますが(笑)
2人してぼーっと眺め、寒空の下30分くらいはゆっくりしていました。
しかし、さすがに寒くなってきたので部屋に戻り、シャワーを浴びて暖まりました。
いよいよ明日からはバルセロナ観光。
明日の25日は、S君とモンセラットという場所へ行き、26日はサグラダ・ファミリア観光です。
ちなみに、S君は本日1人でグエル公園に行ってきたとのことでした。
僕もグエル公園はバルセロナでの行くべき場所リストTOP3に入っているので、別日に行くことにします。
ということで、お互い移動の疲れもあり、明日の電車の時刻を調べて早々に眠りにつきました。
つづく
⇒スペイン旅行記 2017 ⑦ ~5日目:バルセロナ/モンセラット編~
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